Haworthi-Ya

草と分類

Cymbidium erythraeum

また原種シンビジウム(Cymbidium)の話題。 最近よくみかけるようになった和蘭だが、その交配に必ずと言っていいほど使われているのがCymbidium erythraeum。'利休'などは原種そのままで和蘭として扱われたりもするようだ。もしかしたら'利休'はキンリョウヘ…

Cymbidium nanulum

4大洋蘭の一つとして数えられるシンビジウム(Cymbidium)。鮮やかに改良された贈答用の品種が昔から多く出回る一方、最近は「和蘭」という商品名で東洋蘭の血を入れた落ち着いた品種も流通するようになってきた。 個人的には原種のシンビの良さがもっとしられ…

サギソウ

白鷺のような花を咲かせることで有名なサギソウ(Pecteilis radiata)。早咲きの系統が咲いたので、紹介する。最近よくいろいろな産地の花が流通しているが、北の系統ほど開花の時期が早いようだ。 サギソウ(Pecteilis radiata 福島県産)の花。優雅で涼しげ…

Jatropha nudicaulis

エクアドル固有のヤトロファ(トウダイグサ科)の一種。GBIFなんかのデータを見ると、エクアドル以外にペルーでも少数ながら記録があるようだ。 現地では乾燥した灌木林に生え、そこそこ大きな木になるらしい。 エクアドル固有の響きにつられて南米の業者か…

玉花蘭 明玉宝

最近はハオルチアばかりだったので、今日はランの紹介。 細葉系の恵蘭(ほんとは蕙蘭)の一群に玉花蘭というものがある。細葉恵蘭は分類が細かく、それぞれの名称がどのようなグループにあてられているのかよく理解していない。玉花蘭(ギョッカラン)はどう…

Haworthia groenewaldii

これも一時期すごい値段になってた原種ハオ。出回っているのはどうも組織培養由来のものが多いらしい。 変わった見た目のハオルチアだが、発見されたのは最近、それもよく人が入る地域らしい。ハオルチアは各パッチが小さいからこういう特異な集団はどんどん…

Haworthia bobii

最近はレツーサ型原種にもはまっているのでそればっか紹介。 レツーサ型の種にしては珍しく葉に毛の生えるHaworthia bobii。 産地は一地点のみらしいが、複数パッチある模様。 一時期すごい値段になっていたが、安定してきた様子。組織培養でもしたのかも。…

Haworthia comptoniana

Eden Plantsから輸入した植物第4弾? またレツーサ系だが、ナンバー付があまり出回っていないので仕方ない。園芸的にコンプトと言われているものはほとんどベイエリの血が入っているらしい。交配は面白いし、すごい個体ができるから歓迎だが、できれば由来…

データ付き九輪塔

最近は草系のハオルチアだけでなく、硬葉系やレツーサ系のハオルチアも集めるようになってしまった。 普及品種ほど雑に扱われがちで、名前がテキトーだったり、データがなかったりする。 ということで2018年、草系を購入するついでにEden Plantsから硬葉系ハ…

Haworthia radula

2018年にドイツのEden plantsから輸入したハオルチアのうちの一つ。いわゆる硬葉系のハオルチアも、日本ではデータ付きのものが少ないのでいくつか輸入してみた。 数種類輸入したが、これはいわゆる「松の霜」と呼ばれているものだろう。 あまり人気のない種…

Haworthia venusta

毛深いハオルチアとして有名なヴェヌスタ。数年前にナンバー付きの個体がヤフオクに出ていたので購入。 同じ産地でも個体差があるらしく、葉の大きさや毛深さがいろいろ違うらしい。というか別ナンバーでも産地は1か所、しかも20m四方(!)しかないらしい(ht…

Haworthia bayeri

先日紹介したピクタと一緒に、2018年にEden Plantsから輸入したハオルチア・ベイエリ。一般にコレクタと言われるやつの中には、これの血がはいっているやつもあるのかもしれない。 Haworthia bayeri IB07095, Uniondare, top of hill with the old fort まだ…

Haworthia picta

ブログの名前に反してハオルチア以外ばかりあげている気がするので、たまにはハオも。 ハオルチアをやってる人は大きく分けて原種屋さんと交配種屋さんがいると思うが、自分は原種屋。謎の交配種はあまり育てる気がしない。 日本で流通するいわゆるピクタや…

イヌワラビ2芸品

ニシキシダの獅子葉。あまり大きくならないが、色素が変になっていることが関係するのだろうか。ニシキシダはイヌワラビ(Athyrium niponicum)の個体変異のひとつで、葉が白っぽくなる。シダでいう獅子葉は、葉の先端が多数に分裂する芸のこと。たぶん先端…

Haworthia hybrid

オリジナル交配のハオルチアがいい感じになってきたので紹介。ありがちな見た目だが、初めて自分でした交配なので、結構気に入っている。 Haworthia hybrid いろいろと管理を失敗したため、これで実生5年くらい。やっと立て直して親株と同じくらいの成長速度…

Lapeirousia oreogena

Lapeirousia属は南アフリカに40種程度が分布するアヤメ科の球根植物。ヒメヒオウギなどに比較的近縁なようだ。 中でもL. oreogenaは小さく縮れた草姿と青紫の花のバランスが素晴らしい。某山草店で一目ぼれし購入。 Lapeirousia oreogena 青紫に黒い斑紋、さ…

タイのシュンラン??

Cymbidium goeringii s.l. 花弁が尖るタイプのシュンラン(広義)。細いが落ち着いた花。 (2020. I. 13.) タイ産のCymbidium sp.として購入。花の形態などをみると、雲南などの春蘭(Cym. goeringii s.l. )と似ている。雲南のものと同様に有香。タイからはCym. …

テリポゴンのような花

先日のレパンテスと同じときに買ったもう一つのレパンテス、Lepanthes telipogoniflora。 L. tenticulataとは異なりこの種は株は小さいが花は大きい。コロンビア西部に分布。 種小名はTelipogonのような花という意味で、花の形が同じく南米に分布するラン科T…

レパンテス

株は小さいが花は個性的なレパンテス(Lepanthes)。中南米の雲霧林などに1000種以上が生息する。 暑さに弱いこともあり手を出していなかったが、サンシャインシティラン展で南米の業者が安く持ってきていたので購入。 Lepanthes tentaculata 近縁種が多く、そ…

ブログはじめました

備忘録的にブログはじめました。 植物とプログラミング関連の話題がメインになると思います。 Haworthia isabellae DMC11034 Phillip Tunnel near Hankey (2014. V.)