Haworthi-Ya

草と分類

Haworthia bayeri

先日紹介したピクタと一緒に、2018年にEden Plantsから輸入したハオルチア・ベイエリ。一般にコレクタと言われるやつの中には、これの血がはいっているやつもあるのかもしれない。

 

Haworthia_bayeri株

 Haworthia bayeri IB07095, Uniondare, top of hill with the old fort まだまだ小さい。早くあのつやつやの窓をつけてほしい。 (2020. VI. 5.)

 

この個体の産地は、丘の上の城跡の近くらしい。自生地の写真があがっているが、たしかに石垣のようなものが見える(http://haworthia-gasteria.blogspot.com/2008/02/haworthia-bayeri.html 10枚目くらいの写真)。

栽培はふつう。特に難しいわけでもなく、成長スピードも遅くはない。ただ分頭はしないようだから、増やしたいなら葉挿しなりしないといけない。

 

以下、分類のお話。ベイエリはKewのリストでもAcceptedになっている。

Haworthia bayeri J.D.Venter & S.A.Hammer, Cact. Succ. J. (Los Angeles) 69: 75 (1997).

Haworthia hayashiiはこれの変種とするのがしっくりくるが、kewではこれのシノニム扱い。

原記載のあるCactus and Succulent Society of America発行のCactus and Succulent Journalは持っていない&読めないので、タイプロカリティーの話とかはなしで。いつも思うのだが、このご時世、記載文だけでいいからネットに掲載しないのはどうなのか・・・そのうち記載の用件にフリーアクセスが含まれるようになるかもしれない。