Haworthia bobii
最近はレツーサ型原種にもはまっているのでそればっか紹介。
レツーサ型の種にしては珍しく葉に毛の生えるHaworthia bobii。 産地は一地点のみらしいが、複数パッチある模様。
一時期すごい値段になっていたが、安定してきた様子。組織培養でもしたのかも。組織培養に関しては賛否が分かれるが、個人的には賛成。ただし、苗の出どころは適切である必要があるし、(交配種の場合は)改良した人にもちゃんと利益が還元される必要があると思う。
Haworthia bobii WMS020 Ballyfar. 紫がかった葉がかっこいい。毛がはえて見えにくいが、よく見ると窓の透明度は結構高い。 (2020. VI. 28.)
去年の2月末に苗を購入したが、最近大きな葉が出てきてだいぶかっこよくなってきた。株のサイズとしてはこんなもんかもしれないが、葉の数はもう少し多くなるっぽい。暑がるという記述をどこかで見た気がするが、去年の夏は普通に越した。まあ、気を付けておいて損はないだろう。
Haworhita bobiiはkewのリストだとAcceptedではなく、
Haworthia mirabilis (Haw.) Haw., Syn. Pl. Succ.: 95 (1812).
がAcceptになっている。正直これは無理があるだろう。とりあえずH. mirabilisに毛は生えていない。個人的に、Haworthiaの「種」はおそらく最近分かれたもので、明確に線引きするのも難しいと思うので、
Haworthia badia var. bobii (M.Hayashi) Breuer, Alsterworthia Int. 16(2): 5 (2016).
を推しておく。これのもとになったのは、
Haworthia bobii M.Hayashi, Haworthia Study 29: 4 (2014).
で、はじめは独立種として記載されたようだ。